甘い夢
あの頃の僕らは
楽しくやっている。
毎日忙しくしている。
仕事もそうだけど。
バンドやったり、音楽聞いたり
洋服見たり、いろいろ考えることはあるけれど
とりあえず、楽しくやっている。
ふわっと消えてしまいたい。
時々、すごく寂しくなる。
情緒不安定さというより
おっかなびっくり的な
自分の心と体を
こうぶん投げてしまうような。
そう全部ぶん投げてしまうような。
ふわっとで消えてしまいたい。
全然日記を書いていなかった。
僕は今年に入ってから
友達の結婚式にいったり
彼女と別れたり、仕事を一生懸命したり
合コンいったりでせわしなく生きており。
気づいたらもう今年も終わりってところ。
仕事面は順調で、気づいたら管理職になっていたり
彼女と別れたりしたものの、相変わらず男友達と遊んだり
気が向いたら、女の子と遊んだりしている。
ただ、最近少し疲れてきたのか。
甘えたかったり、ほめてもらいたかったりする。
なんだか、子供みたいだな~って思っているこの頃。
お金を稼ぐということ
28歳を目前に控え
一般的に正社員として働いて間を抜かせばもう6年目にかかろうとしている。
一年目~三年目まで疑問に思っていたことは
今まで勉強してきたのに、一切働くということは
学校では教わってなかったということ。
えっマジ?
社会って何?
そもそも給料少なくね?
と気づいたら、そういう疑問も飲み込み。
働く=お金を稼ぐではなく、働く=生きるみたいな感じになってきた。
4年目から今まで
フリーランスになったり、一社目の会社を辞めたり
効率良く生きる方法はあるというのが分かってきた。
社会という環境の良し、悪しもわかるようになり
うまいようにお金を稼ぐ手段というのもあるということに気づいた。
そして、それを利用する為にはある今まで必要としなかった勉強が役に立つ。
そして、思ったのは
勉強ってのは役に立つんだなと思った。
飽きてきたので今日はここまで
流行り病
まるで流行り病のようだった。
青春時代に引いた風邪のようだ。
落ち込んで、怒って、泣いている。
それが青春だというのであれば
今もそれは続いているのだろう。
毎日が楽しい。
里芋のにっころがしを食べながら
酒を飲んでいる。僕がつくったものだ。
東北の人以外、トマトには砂糖はかけないと
ドラマを見て知った。
彼女に嘘をついて友達を遊んだので
その反省として、僕の土日は彼女のものだ。
誕生日もおろそかにしていた反省をしなければならない。
まったくもって毎日は楽しい。
びっくりするくらいに。
10代の思春期に教えてあげたいくらい。
でも不安だ。このぼんやりとした不安に芥川龍之介は殺されたんだろうか。
毎日が楽しい。充実している。
悲しかった20代前半は嘘のように。
毎日が楽しい。誰かの不幸せなんか目にも止まらないくらい。
そうやって僕は知らない誰かを知らないうちにないがしろにするんだろうか。
毎日見る悪夢や、肩こりだってあの頃に比べれば大したことはないのだ。
苦しまずに生きている。それなりの苦労がある。
帰り際、いつか僕は彼女を僕の両親に合わせ、歓迎され
彼女の両親にいい顔をし、結婚式をし
僕の父と母に自分の子供を見せる。
彼らはうれしそうに可愛がってくれるだろう。
叔父や叔母だってそうだ。
一般的な幸せだ。幸せな家庭だ。
ただ、今疑問に思う。
それでいいのか。
いいんだろうと納得させる自分。
僕はまだ子供なのかもしれない。
ただ、毎日は過ぎていく。
そしてびっくりするぐらい毎日は楽しい。