だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

ミューズ

自分がべったりと張り付いている

拭っても消えない。

それに酔っている自分自身が気持ちが悪い。

ただそれさえも気持ちのよいものだと思ってしまう。

ナルシストさが気持ち悪い。

ただそれさえも気持ちがいい。

それが悲しくなって、涙がでる。

ぐるぐるそれがまわる。

自分のことが好きなんだ。

ひどく愛している。

自分のことを愛している。

どんな君も僕より好きじゃない。

どんなあなたも僕より愛していない。

 

なぜ、女の子とうまくいかないかというと。

自分のことが好きすぎるからです。

それに酔っている自分も気持ち悪いと思いつつ、それも好きだからです。

それに悲しくなるのも、好きだからです。

結局全部自分が好きだからです。

どんな人より自分が好きで、自分を愛しているからです。 

 

結局僕はムーサを求めていて

それは恋ではないし、愛ではない。

それを利用して、自分の表現がしたいだけ。

恋愛なんて、大層なものじゃない。

相手を好きにさせて、自分自身に魅力があることを確認したいだけ。

相手を好きになって、脳みその中で作った相手を成長させて

自分自身をもっと好きになる為じゃないか。

僕は自分が嫌いといっているけど、そうじゃないじゃないか。

これがもっと早くにわかっていれば

失礼な男だよ。僕は。

そんな僕さえ愛してしまっているんだから。

じゃーね

あなたを笑わせるふりで

僕が笑ってた。

 

好きになっちゃうから。

君といられないと言ったあなた。

 

君は愛され過ぎているのよ。

なんて、皮肉に笑った。

 

下品な話ばかり

お酒を飲んでばかり

女の子が好きですぐ好きなちゃって

でも優しくて、みんなに優しくて

女の子にも男の子にも好かれていて。

君と一緒にいると楽しくて、楽しくて

一人でいるのが嫌になってしまって

切なくて、君はいつも誰か達の中心で

一人締めしたくなる。

好きだから、遠くにいたくなる

でも、多分ずっと見ちゃう。気になっちゃう。

 

これが好きだっていうのなら

これは愛じゃないのよ。

 

君は好きって言わせて

にこにこと笑ってる。

君は好きって言わせて

にこにこと笑ってる。

夜の街は私の目をうつろにさせて

街路樹と車のスポットライトに隠れてキスをする。

じゃーね。キスをしたら

今度は私がじゃーねってなる。

 

じゃーね。私の好きな人。

じゃーね。私の好きな人。

じゃーね。じゃーね。

 

あなた

あなたに会う日はいつも雨で

ずぶぬれで路地裏でキスした午前3時。


大事なのといって、あなたは左手薬指に触れた。
大切なのといって、あなたは僕の左手を握る。
ずっと夢ばかり見ていたいよね。なんて
ありふれた生活だけで幸せだなんて笑っていうのに。
いつか君の恋人が現れたら、私はきっとその子に嫉妬しちゃうだろうね。
そんないつかの夜。そんないつかの朝。
眠りから起きると、テーブルの机の朝ごはん。
また来るって言わないのは、僕のせいなのだろうか。

デジャブ

手を触れたら

握り返してくれて

顔を向き合ったら

キスをしてくれた。

 

あぁ~やばい。これ好きになっちゃうやつだって思った。

僕は君と付き合うよって言った。

 

告白なんかじゃないけど。

酔っぱらってない時に聞かせてね。って君は言った。

最後に何度か彼女は僕の名前を呼んだ。

 

あぁ、ドキドキした。

きっとお酒のせいにして、気づかないようにしよう。