だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

あなた

あなたに会う日はいつも雨で

ずぶぬれで路地裏でキスした午前3時。


大事なのといって、あなたは左手薬指に触れた。
大切なのといって、あなたは僕の左手を握る。
ずっと夢ばかり見ていたいよね。なんて
ありふれた生活だけで幸せだなんて笑っていうのに。
いつか君の恋人が現れたら、私はきっとその子に嫉妬しちゃうだろうね。
そんないつかの夜。そんないつかの朝。
眠りから起きると、テーブルの机の朝ごはん。
また来るって言わないのは、僕のせいなのだろうか。