だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

甘い夢

あの頃の僕らは

未熟で何も知らない若者だった。
遠く離れた街で名も無き歌を歌った。
約束された夢は叶わず。
二人は大人になった。

今も夢は一緒に眠ったまま。
決して開いてはいけないの。
大事に抱えているだけの

鍵をかけた甘い夢。
いつか叶うと海の底。
行方は分かってるはずなのに
深い眠りに潜る夢。

なかったなんて言えないけど
あったなんても言えないね。

スリーピングドリーム
名前の知らない甘い夢。