だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

哲学

大人になるにつれて、どんどん馬鹿になっていく気がする。

悪い方じゃなくていい方に、子供に戻ってしまっている気がする。

 

僕の家庭環境は母親は洋服をつくっていて

父親は昔ながらの職人。おじさんはアパレルだったし。

もう一人のおじさんは学生運動時代の人。おばさんは公務員。

いろんな芸術に触れさせてもらったのが、

今になって思うとありがたかったかなーと思った。

僕はそういう大人たちの中で、どんどん大人に近づこうとしたし

どんどん、自分の世界以外の大人は嫌いになった。

彼らは僕に目線を合わせてくれたし、子供扱いはしなかった。

いろんなことに関してくれたし、教えてくれた。

すごく謙虚な人たちだった。だから、世の中の大人というものが嫌いな時期もあった。

その中には素晴らしい人たちとも出会った。

そういう風に僕は生きてきたんだけど、

ここに来てまるで純粋無垢な心を取り戻したわけではないんだけど

綺麗に澄み渡った心になっている。

 

そうしているうちに自分が好きなものが明確になるんだけど。

飽きっぽいからすぐ飽きる。

でも大抵、好きな物はアプローチの仕方が同じだったりする。

 

世界に対しても、自分に対しても、人に対しても今は素直でありたいと思う。

自分の哲学みたいなものってあるんだけど

それが広がっていて、広がることでシンプルになってきた気がする。

 

美しいものが好きだ。

でも、美しいっていう言葉は難しい。

いろんな美しさがある。

もっと思ったことを言葉にしたいと思う。

その表現をずっと探していきたい。

 

もっと簡単に、

もっと分かりやすく

言葉にしたい。

だって言葉は伝える為にできたのでしょう?