だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

社会人として
僕を作ったのは、あの人だ。
あの頃、どうしようもない小粒な僕を拾ってくれて
育ててくれたのはあの人だ。
そして僕はあの人に対して、ずっとかっこよくいて欲しいとずっと思っている。
そう今でもだ。

 

ただ、やっぱり人間ってのは難しくて
自分が少しでも出来ると目線があがってしまうし
憧れて全知全能だと思っていた人もそうではなくなってしまう。

僕はもっともっと成長したい。
人間的に気持ちの良い人間で
誰かに幸福を分け与えるだけの器量ももっていたいと思うのです。
心の器というものがあるなら、それを大きくしていきたいと常々思っているのです。

けど、人間はまったく惨めで馬鹿なものだ。
そして、優しくて甘ったるい者なのです。

だから、初心というものを忘れず
真っ白な時を思い出すことが必要なのです。

何故、必要だというと
人間はひどく忘れっぽいのです。
何より、人から与えてもらった恩もすぐ忘れてしまう生き物だからです。

でも、僕はそれを肯定します。
だって元々はそういう生き物だからです。
酒を飲んで、煙草を吸って
酔いどれで踊っているのが馬鹿な行いではなく
元々、馬鹿でダメなのが人間なのです。
それを理解するために僕は酒を飲むのです。
寂しさを紛らわす為の行為ではなく
寂しさを理解する為の行為なのです。

まったくもって、よう分からん男だと
君が言うかもしれませんが、それでもこの方26年
生きてきてこうなってしまったので、しょうがありません。

気持ちの良い生き方ではなく
気持ちよく生きたいのです。

そうすれば、気持ちの良い人間のまま
いろんな苦難を笑いながらステップしながら
踊りながら、その橋を渡ることがあります。