2011年09月27日00:27 タンバリンとジンジャエール
日常のふとした疑問だったり、思った気持ちは
ほおっておくとすぐ忘れちゃう。
まるで、手のひらにのっけた雪の粒みたいに。
ちゃんとしまっておくことももうしないんだ。
だって、誰かに話すものでもないから。
預けた大好きな本や洋服や物。
音楽や、哲学や、思想や言葉だって
きっと溶けてしまうでしょ。
煙草を吸った煙が、ベランダの空に登っていく。
もっと辛いジンジャーエールをおくれよ。
甘い憂鬱と優しい寂しさは
僕の肩には軽すぎる。
思い出すには早過ぎる。
失うのは嫌いじゃないんだ。
いろんな事分かるから。
気づくこともいっぱいある。
取り戻せやしないけど。
ただ通り過ぎただけ。
少し交わっただけ。
それでも、意味はあるよ。
それでも、意味はあるよ。