だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

2011年07月24日20:29

紙の時代が終わった。

音楽情報誌スヌーザーも休刊。
そして総合情報誌ぴあも時代を全うしたと理由で休刊。

「成熟化するデジタルネットワーク社会にふさわしい情報提供のあり方を見すえ、情報誌としての『ぴあ』は時代の役割を十分に全うしたと判断した」

時代は変わった。それこそ、過去の遺産。
60年代高度経済成長、そして学生運動
団塊世代と言われる年寄り達は、どんどん戦線を離脱し、
この国を任せられるのは、裕福に飼いならされたバブル世代の人間だ。

そして、若い僕らにも、大人達が払ったツケ(借金)を返すはめになるのだ。

まるで、霧の中の森を歩くみたいに、どこに行っていいのか
ましてや、どこにいるのか分らない。

それでも、学生達は必死に就職活動し、
安定した収入のある大手起業に就職したり
夢を見て下克上のベンチャー起業に就職したり
ましてや、そのレールに上手く乗れない奴だっているわけで

そんな不遇の世代というべき僕ら
ゆとり、就職氷河期 ex)・・・・・
いろんなレッテルを貼られる。

未曽有の大地震と不況の経済
政治はあまりに動きない。

電力は原子力をやらないか、やるか。
放射能がどうとか。

気づけば、アナログ放送は終わり。
気づけば、紙の雑誌はどんどん休刊。

メディアの強さやインターネットのデマや
政治家の嘘や
そんなくだらないものに惑わされて
いつの間にか、何かに従い、惑わされ、洗脳され。
固定概念を埋めこまれ、立派な人間になっていく。

そんなものを大人と言うならば
そんなものに僕はなりたくなんかない!!
と意地を張っていたが、
僕も今や社会人の仲間入りだ。
汗水流して、走って働いて
たまに、なんだか機械みたいな気さえしてくる。

こんなんでいいんだろうかといつも、帰り道考える。
仕事終わりのビールを飲んで、電車に乗る。
通勤の満員電車。
それでも、飯を食っていかなくてはいけないとか
そんなくそみたいなこと考えているんだよ!!

大人ぶっているのは、とても退屈だ。
所詮、ただ大人ぶっているだけなのだ。

好きな事やって生きるってのは、いいけど
働くより働かないほうが、辛いんだって知ってしまったから。
なんとか、今は頑張ろうと思うんだ。

何一つ成し遂げてやしない。
無謀な数の夢の中から本当にやりたい事を知っているはずなのに
忙しいとか疲れているからとかいう理由でぶん投げてしまうのだ。

その時が来れば、やれるなんて
甘えだ。

まだまだ僕は甘ちゃんで、社会に反抗ばかりしている。
歯向かって怒られて

社会は政治で、いろんな人の思惑や思いや考え方に
今は振り回されっぱなしだ。

それでも、地味に頑張っている人は尊敬するよ。

憧れた小説家やロックスターは、その才能故に滅び。
そして、今や芸術は人々の物になったが故に
その形を失くし。
安っぽいカルチャーは使い捨てで
人も物も。

それでも世界を変えてやるんだと
今でも思っているし。

そして、僕は僕自身を救うのだ。
これからもずっと。

 


それでもみんな一生懸命働いて
ぎこちなくも世界は回っている。

そんな人々に僕は感謝もしているんだ。