だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

サラリーマンロック

朝から晩まで働いてる。社畜のこころ。

飲み屋で聞いた学生の話について行けず。

好きだったバンドも解散状態。

「俺の青春は終わった。」

そんな風に僕も言うとは、10代の頃は思わなかった。

 

自分が嫌いな大人になったなんて

そんなこと言うわけではないけど。

大人って割と大変だ。

 

あの頃弾いたギターのフレーズも

今じゃストロークも上手く出来ないし

歌声だって、タバコと酒で声が伸びない。

 

これが俺のロックだなんて言えるわけなくて

それでも地べたを這いずり回る。

 

派閥争い、出世争い。

「争いは何も生まない。」なんて偉い人はいうけれど

姑息な手でも使ってないとやってられない。

 

同棲したもの、すれ違い。

男はいつも「疲れてる。」

言葉はいつも投げやりに

優しさなんかもゴミ箱に

 

才能なんてないけれど

「負けたくない。勝ちたい。」

これだけで生きている。

 

上手くやろうとしている意地が汚いやつでいい。

聖人君子になれやしない。

 

夢まで仕事が追ってくる。

飲み屋で女の子に「今度飯でも行こうよ。」

なんていうけれど、それはただの戯言で。

 

いろんなことなんて出来ないやしない。

それでもロックに憧れて

何がロックか分かりやしない。

憧れたら、負けだと言い聞かせる。

 

自由ってなんだろう。

大事なものを守る為

目的と行動が逆転する。

 

ただの飼われた犬なだけ。

でも、辞められない。

 

25歳。もう25歳。