光の中で眠ってしまおう。青春にさよならを言うよ。
銀杏BOYZがアルバムを出した。
9年ぶりだ。15歳だった僕は24歳。
待っていた。そう思っていた。
だけど、アルバムを買った瞬間。
このメンバーでのライブが
これで終わりなのかなと思ったら
もの凄く寂しくなってしまって。
一日アルバムを聞かないで寝かした。
あびちゃん、チン君、村井君、峯田。
銀杏BOYZの青春は終わったのだ。
正直、待ちくたびれていた。
あの頃の僕を引きずっていくのも疲れた。
悲しいくらいに大人だ。
いろんなもんを飲み込んだ。
そして、いろんなもんを理解した。
あの頃叫んでいた正義は
もう僕の中で消火しきっていたのだ。
ずっと聞いている。
青春は終わったのだ。
もう終わっていたのだけれど。
これでやっと完結だ。
僕の青春は終わった。
だけど、峯田は僕のヒーローに変わりはない。
アルバムにだって評価なんて出来ない。
だった、そこに自分がいたんだもの。
その音楽には僕がいた。
そして、バンドをじっと眺めている僕がいる。