だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

夏草や社畜どもが夢の跡

思慮深くあることに疲れてしまった大人達は

会社にしがみつき、上司の機嫌を伺い。

そういったものの為に平凡に暮らしている。

 

人の世とはいつだって、移り変わる。

 

平家物語の一説から

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛き人もついには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ。

 

世の中は無常であるならば

僕らはどうやって生きていけばいいのか?

 

wikipediaさんから

無常(むじょう、Skt:anitya)は、この現象世界のすべてのものは生滅して、とどまることなく常に変移しているということを指す

 

ただその栄光と儚さは人の記憶に残る。

 

願わくは花の下にて春死なん、そのきさらぎの望月の頃

西行さんは、そんなことを歌っている。

ようするに、死ぬ時はゆっくりしにたいと言っているんだけど。

 

僕の憧れのロックスターと言われる部類の人たちの多くが27歳に壮絶な死を遂げている。

時代は変わって、ロックスターはあまり死なない。

長生きする。ジョンレノンは死んだけど、ポールマッカートニーは生きている。

 

いつも世界が変わるのは画面の中だけで

その振動で伝わる空気感だけが、誰か誰かから伝わる。

実態が無い虚しさは、インパクトによって消され

押し付けられたように生きている気がする。

 

東京オリンピックがどうのこうのとか。

放射線物質がどうのこうのとか。

地震がどうのこうのとか。

 

ぶっちゃけ本当に見たわけでもないのに

心が痛んだりしちゃうわけで。

 

だから僕はTVを持っていない。

情報を持っていないと物事を知らないままだ。

みんな情報操作されている。

量より質なんていうけど、量ばっかりで本当が分からない。

 

僕にはもうまともが分からない。

自分が感じていることに正直であることすらもままならない。

インスピレーションが欲しい。天命ってやつが。

 

人は何処に寄り添えばいいのだろう。

人は何に期待をすればいいのだろう。

 

夏草や社畜どもが夢の跡

散らばった過去の栄光も、古本屋で100円で売られる時代さ。

 

 

 


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