だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

炭酸水

自己主張が強い作品は、すごく見ていて苦しくなる。
オナニーを見せつけるのではなく、
オナニーを押し付けられるのはひどく不愉快だったりする。

個性ってなんだろう。
僕が感じた個性はただのファッションでしかなかった。


【炭酸水】

グラスの中に沈殿する幸せは、
掻き混ぜることもなく、下へ下へと積もっていく。
水を掬っては、映る自分の顔を見る。

自分を探しに出掛けても
誰かと寄り添う日々さえも、
消えて行く泡に想いを馳せることだけで
夢を見ることで忘れてしまう。

ストローで泡をだし、僕らは眠りに着く。