だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

君が好き。

あの子のことで頭がおかしくなりそうだ。
あの子との思い出が頭の中でぐるぐるして、全てがなんだか夢にように思える。
僕を見つめる表情とか、笑顔とか、声とか全部。

君のためなら僕は全部捨てられるよ。なんて言えない。
君はいつも僕も認めてくれたのに、僕は自分の価値観を、弱さを押し付けてばかりだ。

ただ一目会って、そして君の笑顔が見たいんだ。
僕は馬鹿だろ。恋は終わったはずなのに、愛しているはずなのに。
僕は、あの時、大切だった時間を、ちゃんと生きれてなかったんじゃないかって

いろんなめんどうな事が頭の中に浮かんでは消えて。
君との生活はまるで夢みたいで、一緒にもっと過ごしたかったんだ。

僕は君と生活したんだな。
ラベンダーのアロマの匂いも
君が作った料理も
ラブホテルを探して、寒い空の下を歩きまわったあの街も
一緒にいった公園も、貰ったチョコレートも
ベランダで一緒に吸った煙草も、
優しいキスも、セックスも全部、僕は大好きだった。

そして君に群がる男も、僕の知らない男に向ける笑顔も
嫌いだった。

今なら、言える事が沢山あって、
今更僕は、君が大切だと言える。

僕はやっとで働いて
君は故郷に帰って

僕は君のために全部捨てられなかったよ。
大切なものが沢山あって、そのいくつかは君に預けた。

僕は君が大好きだよ。
僕は君が大好きなんだ。

君は僕が図に乗るから言わなかったけど
好きだったんでしょ。
今でも好きかな?

僕はどうしようもない男なんだ。
僕は君が好きなんだ。