だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

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暗号みたいな寂しさを

解読してみる。

時おり襲ってくる何かはいつだって自分だというのに

思い出してみると忘れたくなる。

覚えているだけ夢の中に閉じ込めて

また夜の迷路に入るんだ。

たまに綺麗事も鵜呑みにしたくなる。

僕は僕を鼓舞しなければならない。

浸り続けるのはよくないと言い続けなければならない。

いつしか報われない何かに支配されないように。

地面に落ちる前に拾うんだ。

僕は僕を飲み込んで生きる。



君は好きな人の匂いがする。


君は好きな人の匂いがする。

僕はどんな人の匂いがするだろう。

緑のスポーツカーに乗って

図書館に寝泊りしたい。

深い森に入って得体の知れないものと出会いたい。

夢ばかり見ている。

相変わらずの僕さ。

君の知らない街を歩くんだ。

音楽はいつだって 僕に沁みる。

目の前の嘘を飲み込んでは

吐き出すのは綺麗事

僕は踊れていますか?

踊れているでしょうか。

涙はきっと誰かが舐めてくれたでしょう。

言葉もきっと誰かがくれたものでしょう。

僕はずっと誰かの夢で踊りたいのだ。

捨ててしまった誰かの夢に踊りたいのだ。