さい
街の祈りは、重たい頭を目覚めさせ
行方不明の僕は端っこでサイコロを振る
横断歩道で踊る君に見惚れて
立ち止まったまま、渡れない孤独
放り投げた石ころを拾って
遠くに投げる。
誰かと誰かは違う人で
誰かと私は同じ人
映る私を見ているあなたは
私の知らない私を掬い上げてくれて
恥ずかしながら笑ってしまい、好きになる。
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最近、自分をサイコロのように思う。
自分を人生をサイコロのように思う。
放り投げた出た目で、生きている気がする。
宇多田ヒカルのSONGSを見たら、文章を書いた。
二日酔いの頭で。
僕は誰かになりたいわけではないのに
僕は僕の何かを探していて
でもそれは、みんな僕なのだ。
僕は孤独ではないから。
君の気持ちは分からない。
踊っている君が
笑っている君が
何故、嘘をつくのかが分からない。
そのままでいいのに。
文脈の間とか
空白とか
そういうものの間に君がいて
たまに呼び掛けてみる
隙間に誰かがいるのは、いいことだ。
呼び鈴なら、して、君の声を聴くことに
楽しいことも悲しいことも
うれしいこともつらいことも