だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

さい

街の祈りは、重たい頭を目覚めさせ
行方不明の僕は端っこでサイコロを振る
横断歩道で踊る君に見惚れて
立ち止まったまま、渡れない孤独
放り投げた石ころを拾って
遠くに投げる。
誰かと誰かは違う人で
誰かと私は同じ人
映る私を見ているあなたは
私の知らない私を掬い上げてくれて
恥ずかしながら笑ってしまい、好きになる。

 

=============================

最近、自分をサイコロのように思う。

自分を人生をサイコロのように思う。

放り投げた出た目で、生きている気がする。

宇多田ヒカルのSONGSを見たら、文章を書いた。

二日酔いの頭で。

僕は誰かになりたいわけではないのに

僕は僕の何かを探していて

でもそれは、みんな僕なのだ。

僕は孤独ではないから。

君の気持ちは分からない。

踊っている君が

笑っている君が

何故、嘘をつくのかが分からない。

そのままでいいのに。

文脈の間とか

空白とか

そういうものの間に君がいて

たまに呼び掛けてみる

隙間に誰かがいるのは、いいことだ。

呼び鈴なら、して、君の声を聴くことに

楽しいことも悲しいことも

うれしいこともつらいことも