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だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

アイス・クリーム・バナナ味

言葉を列挙する。

 

1、かかと

2、湯冷めのような恋

3、恋は湯冷めのように

4、アイスクリーム

5、白いアイスクリーム

6、ソフトクリームとアイスクリーム

7、アイス・クリーム・バナナ味

8、パンケーキ

9、ガールフレンド

10、175cmのモデルの彼女

11、白湯

12、おしゃれ

13、白いスニーカー

14、春

15、桜より春

16、ポンコツおじさん37歳

 

新しく入ってきた中途の同じ役職の方が

ポンコツだ。言葉にするとすごく自分が嫌な気持ちがするけど

思っている時点で僕はその人を下にみている。

言いたいことはたくさんあるが、思っていることはたくさんあるが

謙虚に、いいところがあると信じて働こう。

かかとが気になっている。

「かかと」という言葉が気になっている。

「言葉のかかと」っていう表現の意味を考ええる。

なんだか、ちょっぴり素敵な気がしてくる。

「恋のかかと」っていうのもいい。恋の終わりとは違う意味で使いたい。

 

僕らはよく不思議な言葉をつくって遊ぶ。

シラフで素直で、フナオ。僕はだいたい酔っ払っているので

彼女はよく、だいさんは今日はフナオですかと聞く。

彼女は僕をだいさんと呼ぶ。

 

「この場より、あなたに会いたい。」

今日はお酒を久しぶりに飲んいるらしい彼女から急に電話があった。

「どうしたの?」

「最近はとても嫌なことが多くてやんなっちゃう。あなたに会いたい。」

「うん。どうしたの?」

「言葉にしづらいの。」

「うん。そうか。」

「私、あなたのそういうところ好きよ。」

「何もしてないよ。」

「そういうとこ。」

 

僕には分からなかったけど

たまに彼女はそういうところがある。

 

「お互い忙しいかもしれないけどさ。

 時間が合う時は会いたいね。」

「私もそう思っているよ。」

 

僕らはまだ不明確な距離で

臆病な形で一緒にいる。

恋ならば、湯冷めしないようにしなければ。

春の匂いがして、白いスニーカーに桜の花びらが落ちた。