夜の隙間
夜の隙間を縫うようにして
僕は踊りながら、酒を飲む。
片手に500mlのビール缶。
さぁ、出かけよう。
用事を済ませて。
夜の蝶は大学生。
今度デートでもしない?」なんて
僕の肩にそっとタッチそながら
「いいよ。」なんて嘘な癖に。
Lineからはフレンドからの長文。
今日は君じゃないんだって。
そう言い、違う女を抱く。
こんな風じゃいつまでたっても
普通の「恋愛」なんて出来ないよな。
寂しいからだよ。
女を抱くのは、ビールを飲むのと一緒。
終わった後、すこし寂しい。
酔いなんて覚めなければいいのにね。
心を開くのは怖くて。
こじれてるんだって
美容師の姉ちゃんが言っていた。
矛先はいつも自分に
ベクトルはいつもUターン。