2016-01-22 「」 あいつと僕がいたら、夜が来て 夜は僕に語りかける 「答えは出たかい?」って 僕は答える。その答えはきっと、素直じゃない。 「寂しい。」の一言で終わらせるには 少し言葉が足りない気がした。 昔出会った。 今は思い出せないあの人や 今はもう連絡先が分からないあの人や どこかですれ違ったあの人さえ また偶然出会ったなら、「運命だ。」なんて思うのだろうか。 擦り寄っていく遠い景色や 語りかけていくか細い声が 僕にとっての悩ませる原因じゃないってこと。 「言葉が足りない。」 そう言ったあの子が今の僕を 遠くの方へ放り投げる。