グルーピーが好き
僕はグルーピーが好き。
友達のバンドの追っかけのあの子が好き。
あの子は自分をペニー・レインだと思っている。
僕はそんなあの子が好き。
僕はグルーピーなあの子が好き。
けど、見向きもされない。
だから、バンドをやってみた。
揉め事の大半は、女だって誰かがいっていたけど
戦争と一緒、女で解散。
だから、僕は一人でやっている。
だから、僕は一人で音楽を奏でる。
あの子はバンドマンが好き。
結局ただのグルーピー。
だけども僕には仕事があるし
だけども僕にはお金があるし
でもでもでもでも
あの子はそんなのに興味がない。
バンドマンかっこいい。
ステージ上ではかっこいい。
僕のステージは人生そのものなんだ。
僕は君を養える。器量だってあるんだぜ。
僕はそれでも君が好き。
嫌われたって、僕は君が好き。
この好きはきっと君には不必要。
不必要よりももっといらないもの。
だから、捨てるよ。こんな気持ち。
だけど、分かって、この気持ち。