僕のロックについて
僕のロックとは
この世の得体も知れない空気感と戦う音楽だった。
それは例えば学校の中だったり、社会だったり
もっと身近なことであったり、流行であったり。
でも戦うっていうのが不自然に思えてきた。
この世の空気感とはそこに属している自分だから感じるのである。
用は取り込まれている。気づかぬうちにだから、なんとなく気持ち悪くなる。
ライムスターの言っている「らしさ」の疑わしさである。
自分らしく生きるということに強要されていると感じるこの空気。
SNSではじまる自分語り。そういうものの胡散臭さがどうも気に入らなかった。
そして、生きていくうちには悩みが増える。
恋愛だけで悩んでいられなくなるし、いつだって将来の不安だったりもついてくる。
「好きなことをやることが一番幸せ」
この好きなことってのは何なのか。
自分ってなんなのかという海にはまると帰るまでに時間がかかる。
でも、これを書いてて思ったことがある。
僕のロックはもうロックじゃない。
だから、僕はもうロックじゃない。
僕にはロックの要素は含まれるけど
ロックではない。もうまったく別のものだ。
もうポップかもしれない。