だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

「えっ。」

夏ぐらいから仲良かった女の子に

ふられたから、飲みに行こうと誘った。

僕より5歳下の彼女は少し大人っぽい。

 

彼女はうんうんと話を聞いてくれた。

僕はただ酒をたらふくのんだ。

 

「ねぇ、君は僕を好きなの?」

「好きですよ。知らなかった?」

「そうか、ありがとう。」

「それだけ?」

「えっ。私だって嫌いだったら好きな人が振られたのなんか慰めてないです。」

「えっ。」

「えっ。」

「今度、ゆっくり話そうか。」

「そうですね。美味しいご飯お願いします。」

「はい。」

 

自分が好きな女の子より

自分を好きな女の子の方が幸せになれるの?