だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

かんなな

環七通りを進む。

言葉を交わしたくない酒を飲んだ。

笑っているのに疲れてしまったんだ。

煙草の煙で目が痛くて

名前も覚えてないんだよ。あの子。

ずっしりと重い頭が苦しい。

 

ビニール袋が転がる部屋に。

話しかけてくれるなよ。

今日は泣きたい気分なんだ。

小雨が降る夜だね。

電車も走っていない。

家の近くまで、歩いて

ノイズまじりの音楽が僕の肩を叩く。