だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

2011年08月25日23:55 カリスマの時代が終わった。

みなさんも知っているように、スティーブ・ジョブズ氏が8月24日付けでApple最高経営責任者(CEO)を辞任した。

彼の業績はネットで調べれば腐るほどでるだろうから、ここには書かない。

カリスマの時代の終わりを感じさせる報道だ。

果たして、この時代にはカリスマと呼べる人がいるのだろうか?

日本で言えば、現在ソフトバンク孫正義氏だったり、ユニクロ柳井正だろうか
それとも、楽天三木谷浩史氏、それとも、サイバーエージェント藤田晋氏、2chをつくったひろゆき氏だろうか。

海外では、Facebookザッカーバーグ氏どころか。

彼らの事を時代のカリスマと呼ぶ人もいろうだろう。
しかしながら、僕は思う。
彼らがカリスマなのかと・・・・。

今の世の中では、クリエイティブ集団という言葉は簡単に出され。
そのほとんどが、クリエイティブと呼べる程でもない二次産業だ。

物を自ら作るというのは、現代あまりない。
それは物が売れない事が原因なのかもしれないけれど。

現代にはあまりにも多くの二次、あるいは三次のデジタルメディアや
芸術や音楽やアニメや漫画が多い。

PCが出来て、インターネットが出来て
簡単に調べる事が出来、情報も手に入れることが出来。
想像力はどんどん加速し、アイデアなんか掃いて捨てるほどあるのだ。

だとしたら、そこで分けるものはなんなのか。

やるか、やらないかだけである。

僕は今ITベンチャー企業で働いているが、
営業でクリエイティブ集団とか言われる部類の大手企業にも訪問した経験があるが
そんな集団なんてごろごろいて、何かつくりたい、リソースが足りない、エンジニア呼んでこう。みたいな感じで、だからこそ、まぁ~僕のようなサラリーマンが儲かるわけで。

とにかく、中盤からだらだら書いてしまったが、現代にはカリスマと呼ばれる人間がいないんじゃないかってことだ。

何かを生み出す事は容易であるが故に誰も作りだすことはなく、創りだしたとしてもそれが、消費者にとって認められなければ、ただのごみなのだ。

芸術家ともてはやされる人間のどれくらいがオリジナルなのか。
もはや、オリジナルなんてあるのかなんて疑問さえ浮かんで来る。

時代を築いた先人たちが引退した今、若い僕らに何が出来るだろう?
スキルを身につける?センスを磨く?
そんな事より飛び込もうってこと。

変な人ばかりがカリスマ扱いされているけど、
案外考えれば分かるようなこととか、
あぁ~だったらいいな、こうだったらいいな
なんてのは、みんなあって、それを具現化することで
なんだか時代の先陣切ったみたいなことになって。

やっぱいろいろ今でも考えるけど、
地道に働いている人間がほとんどで
そういう人間が世の中を回しているから
僕も地道に頑張ろうと思うのです。

ようは、今ロックスターも、スターもいないってこと。
人とは違う事ばっかしているのが、かっこいいとはもう思わなくて。
それこそ、根本的な心っていう奴で人に認められたいよね。
優しさとか、素直さとか、内面みたいなもので、
そこから湧き上がって、出されたものは
芸術だったりでいいんだと思う。

カリスマの時代は終わった。
これからは、僕らの時代です。