2011年08月22日22:25 ロック
僕の中に長年あった憂鬱は、ある日突然名前を貰い。
それから、僕の中にずっと輝いている。
未だにそれは、眩いばかりに光っては、僕の息の根へ向かう。
その度に、体全体に血が巡り、踊る。
アイデンティティだとか自我だとか
物心だとか
そういったものが僕にあるとするならば、
それは、きっと
そういうことだ。
それは自慰よりも快感で、そして共有されるものではなく、ただ一方的に僕に向かっていた。
ただそれは、僕の魂と繋がっていた。
ロックだった
僕は死ぬまで好きだろう。
死んでも好きだろう。
僕が一番はじめに恋をしたのは、
汗塗れで、よだれをたらしてマイクをくわえた男だったんだ。