だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

かしら

かしらさんが僕は好きだ。

なんだか大人っぽくて。

かしらさんはいつも、なんとかかしら?って疑問のような、確認のような言葉を使う。


かしらさんはまるで小説から出てきた女の子みたいに繊細だし、よく笑っている。


かしらさんは20歳になると突然。

現実世界と対峙して、受け入れた。

かしらさん、どうかこっちを向いてよ。


僕は26歳で大人みたいに生きてるけど、子供なんだ。