だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

実話3

18歳冬。
僕ははじめて女の子とお付き合いをした。
ネットで出会った女の人だ。
年は僕よりみっつ上で21歳。
電車の会社で働いている女の人だった。
僕はその女の人を抱いた。
その子は泣いていた。
なんだか僕も悲しくなって
「あなたを傷つけて、そこから愛を注ぎたい。」
そう言った。
そして僕らは平凡に恋をした。
僕の誕生日も祝ってもらった。
はじめての彼女にプレゼントも買った。
そのプレゼントも一ヶ月後にスノボーにいった彼女がなくして帰って来た。
そうやって春になった。
その間に僕はそれでもクズで、
女の子を相変わらず抱いていたし、
バイトもせずお金を貰っていたし
20万使って株をやって一発あてて、わるい人たちからお金もとられたりした。
そうやって僕は大学2年生を迎えた。
真面目に学校も行かず、引きこもってはコーラと煙草。音楽ばかり聞いていた。
友達もなんだか少なくなったけど、その分だけ密に遊んでいた。
気づいたら、彼女のことなんかほっとらかしで、
嘘をついては自由に遊んでいた。
なんだかとってもめんどくさくなったので、
別れ話をしたら、もつれて大変めんどうなことにもなった。
それから僕は割と真面目になった。
バイトもしたし、学校もいった。サークルにも参加することにした。
そして、僕は毎日を平凡にくらしていたかのように見えた。