だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

僕は君を傷付けない。(断定)

君が大人になろうとする分だけ僕は子供に戻ろうとする。
君が子供になりたい分だけ僕は大人になろうとする。
何度も僕は頭の中や心の中で 君の名前を呼ぶ。
それはとても大事な事のような気もするし、ほとんど対して意味がないような気もする。
君は僕の心の中に住んでいた生き物とは違っていて、それなのに。
鍵をかけたドアを簡単に開けて
部屋にあがり込んだ。とても鮮やかに、そして丁寧に。
君は僕の隣の椅子に座り。にっこりと微笑んだ後に窓から出て行った。
僕は夢かと思ったのだけれど、彼女の座った椅子の温もりを感じた。
不思議な感覚だった。

欲しい言葉は沢山あった・・・はず。うん。
近頃いろんな人から連絡が来る。もう一年も、いや二年、三年連絡がなかった人だ。
今年始まって知り合ったいくつかの人々にも僕から連絡しよう。

知り合いはだいたい20代後半にさしかかって。
ここぞというばかり挑戦したり、安定したり。
10代の頃、憧れていた人達の歳に僕も着々と近づいている。

正直歳なんて気にした事はなくて。だけど、ついてまわる。

まだ10代のあの子は悩みが沢山あって相談をよく受ける。

友達といっても、いろいろいて。その多くは僕個人としてしか仲良くないのが大半なのだけれど。

だいち会とか作ってもらって。いろんな人に迷惑 いや 助けてもらって 僕は生きている。

それでも、なくなる時はぱっとすぐになくなってしまったりする。

大切なものはどっかにどっかにきっとあるものだと信じている。

誠実であろう。そんな風に考えている。

本当に笑顔になった時ってあんまりなくて。

あったとしても忘れてしまうのだけど。

あの人に向けた笑顔は本物だったのかな。とふと感じて。

なんだか悲しくなったり、もったいない事をしたなと感じて。

反省する。

僕はどんどん大人に近づいて行くし、ある意味ではもう大人なのだけれど。

少しずつ。少しずつ。いろんな事が分り始めてきた気がする。というか分り始めた。うん。

とにかく僕はひっそりと僕の脳みその中で想像する。創造する。妄想する。

僕は君を傷付けない。(断定)