だいちのこと嘘つき日記

本当と嘘とその間の隙間

そして、僕はブログを書く。

仕事の手が空いた。

せっせと仕事をした分、急に仕事が休まるといろいろと考えてしまう。

 

食べてないお昼ご飯のことや

冷蔵庫に入っているレタスのことを考える。

 

少しばかり余った豚肉の細切れや、

いつからあるのか分からない納豆や

昨日酔っぱらって買った牛乳とシナモンロールのことを考えている。

今日は早く帰ろう。早く帰ったら。

スーパーに行こう。スーパーに行って白だしを買おう。

 

白だしを入れた水を沸騰させ、少し塩を入れる。

レタスがちぎっておいて、

豚肉は食べやすい大きさに切ろう。

 

それをしゃぶしゃぶして

ポン酢に刻んだネギをいれて

それをつけて食べよう。

 

なんて最高の日だ。

今日は発泡酒じゃなくて、ビールにしよう。

 

昨日見て無かったテレビドラマを見ながらも良い。


そして、12:00前には布団に入り
まだ読みかけの小説を読んで、10P進んだら寝よう。

 

僕は今そんなことばかりを考えている。

10年前か

好きな洋服が、ボロボロになったりして

それでも一生懸命着て、ボロボロになってしまって

もう着れない洋服のことを考えてた。

 

気づいてしまった。

この洋服は18歳の時に、買ったやつだ。とか

この洋服は20歳の時に、買ったやつだ。とか

そんな風に思ってたら、もう僕は28歳に近づいていて

もう10年前の出来事なんだと。

 

いろんなことを経験して

28歳になっていくんだけど

精神性マジ変わってなくて、ウケル。

 

こんな風に歳老いていくのも悪くないな。

考える。

今日、あなたと電話していない。

なんだか、ぽっかり穴があいたような気持ちだ。

ただ、こうすっぽりと穴が塞がれたような。

型にはめようとしていないのに

あなたはすっと入ってきて、すっとでていく。

あなたの言葉はまるで水みたいに透き通って入ってくる。

自分はきっと知っていて、でも言われたくない言葉であったはずのものも

あなたは遠くから放っていくその無意識な言葉も

僕にとってはひたすらに輝いている。

あなたのことが僕はもっと知りたい。

できれば、ずっとそばにいたい。

僕はあなたを好きな理由がわからない。

言葉にできない。でも、少しずつたまっていく。

たまに言葉にすると、ふふふと笑って、ごまかされるけど

僕はあなたが好きだ。きっとあなたもそれを知っている。

そして、あなたは言葉にしないのだけれど

あなたのためよ。とほんのたまに恥ずかしそうにいう。

わかってるでしょとあなたはいって。

僕は、気づく。あなたがしているその行動ひとつひとつが大事だ。

あなたの時間も、あなたの友達も、あなたの愛した人でさえも

愛おしい。僕はあなたを好きなんだと思う。

でも言葉にしたところで薄っぺらくなってしまうような気がして

こうして、あなたに読まれない。読ませないであろう言葉をただただ書いて気を紛らわしている。

あなたは僕にとって、恋人なのだけれど

まるで実感がないくらい僕はあなたのことをふと考える。

 

あい

本当、たかしは私がいないとご飯も食べないのよ。

だから、こんな細くなっちゃって。

だって、あやと一緒にいないとご飯がうまくないんだよ。

と真面目な声でいう彼と、確かに美味しそうに笑って食べる彼女を見ていた。

私は彼がもっと、不思議な感じの女の人と付き合っていると思ったんだけど

思いの外、すごく健康的で素敵に笑う優しい人だった。

ものすごく食べるのだけれど、それが下品じゃない。

私もこの人のことをすごく好きになった。

 

私は聞いた。なぜ、たかしさんを好きになったんですか?

そしたら、二人とも見つめ合って、笑った。

「それがね。わからないんだよ。」

そう、二人ともいった。

なんとなく、居心地がよくて

一緒にいたら、なんとなく好きになったんだよ。

この人ってみんなに優しいじゃない?

だから、なんだかいけ好かないやつだと私は思ってたの。

でも一緒にいるとね。本当に不器用なの。

全部が不器用でだからこそ、そういうの練習してきての

優しさだったんだよね。ほら、この人、私にはじめてキスするとき

「よろしいでしょうか。」なんて言ったのよ。笑っちゃうでしょ。

私はそれでなんとなく恋を諦めた。

あぁ〜圧倒的だと思った。

二人はもう恋ではないのだ。

愛なのだ。だから、私のたかしさんへの恋ももろともしない。

 

そして、あやさんは私を傷つけないように、してくれている。

嫌な女を演じてくれているのだ。

たかしさんは、私の好意を知らないから、

優しくできるのだ。

そして、たかしさんは私のことなんか気にもとめてないのだ。

だって、たかしさんはあやさんのことしか愛していないのだから。

小説

女友達がどこにも行きたくないから、どっか行きたいと言ったので。

小説を渡したら。

そういうとこ、ずるいよねって言われた。

その、ずるいよねが分かっているけど、分からないふりをした。

 

彼女に電話したら、なんだかちょっと拗ねてた。

今日会えなかったからな。なんて思いながら。

 

好きって言わないくせになってちょっと意地悪してしまった。

反省。今度あったら、優しくしてあげよう。

 

話したいこと

君がおすすめの本の感想。

君の誕生日にお洋服を買ってあげたいと思ったこと。

もしも、僕らが結婚した時に

君がおばさんになって、僕がおじさんになった時

僕らの子供のお祝いの洋服を買いに行こう。

君の誕生日はクリスマスとお正月が一気にきたみたいに

お祝いしてあげたいこと。

そして、僕が昔恋をした女の子のことは僕らの子供にだけ教えよう。

 

不器用な人

不器用な人っていいですよね。
この歳になってみるとなんだか、いいなと思うんです。
ちょっと口下手だったり、上手く笑顔ができなかったり。
大人になると出来ないことはなるべくやらないようになりますし
出来ないこともちょっと頑張ってみたら、少しずつできるようになります。
無駄にうまくなっていくこともあるんです。

不器用だけど、頑張っているってかわいいし、かっこいいんですよね。
一生懸命さって行動に映るというか。

大人になると、怖いものがなくなるなんて思ってたけど
そうでもないです。すっごく怖いです。

仕事で失敗するのも嫌だし
叱られるのも嫌だ。
彼女に嫌われるのも嫌だし
友達と疎遠になっちゃうのも嫌だ。

嫌だなと思ったら、怖くなります。
でも、大事な時は怖いなって思っても飛び込みます。
そういう頑張りが見える瞬間って素敵です。

そういうのをスプーンですくって
カップにいっぱい詰め込みたい。

世界のやさしさの上澄みを少し舐めてみたい。